このサイトを始めたのは2019年の秋、大阪のマンションの一室でした。当時、インテリアの情報を探すと出てくるのは海外の豪邸の写真か、広告だらけのまとめサイトばかりで、日本の実際の住まいに使える、地に足のついた情報がほとんどありませんでした。中村 葵で建築を学んだあと、京都の設計事務所で5年間、住宅の内装設計に携わりました。その経験の中で感じたのは、「素材の名前と特性を正確に知っている人が、結果的に後悔しない選択をする」という単純な事実でした。知識が、暮らしの質を変える。その確信がこのサイトの出発点です。
01 記事に掲載する素材はすべて実際に手で触れて確認してから紹介する
最初の記事は「珪藻土と漆喰、どちらを選ぶか」という、地味なテーマでした。それでも、同じ悩みを持つ方々から少しずつ反響をいただき、2020年の春には月間の読者数が安定してきました。転機になったのは、大阪・堀江のインテリアショップ「KOKE」のオーナーと対談した記事です。素材の仕入れ先、経年変化の実例、失敗談まで包み隠さず話してくれた内容が、多くの方に読まれました。その経験から、「きれいな写真より、正直な情報」という編集方針が固まりました。以来、記事に掲載する素材はすべて実際に触れて確認し、寸法や価格帯も可能な限り明記するようにしています。
02 寸法・価格帯・素材名を可能な限り明記する編集方針
03 広告収入より読者の信頼を優先し、PR記事は明確に表記する
04 日本の実際の住宅サイズ(6畳・8畳・LDK)を前提にした現実的な提案
中村 葵府出身。大阪大学工学部建築学科を卒業後、京都市内の住宅設計事務所「アトリエ結」に5年間勤務し、主に戸建て・マンションの内装設計を担当した。2019年に独立し、インテリア情報サイト「Croft Zone Land」を開設。素材の質感と経年変化に強い関心を持ち、休日は京都・五条の陶器市や大阪・堀江のアンティーク家具店を巡ることが多い。「素材を知ることが、後悔しない選択への最短距離」が口癖。自宅は大阪市内の築28年のマンションで、珪藻土の壁と無垢のオーク材フローリングに自分でリノベーションした。